禁煙、病院で治療しよう
禁煙ってしなくてはいけないの?
たばこには、発がん性物質など数千種類の物質が含まれています。
たばこの煙を吸い込むたびに、気管や肺だけではなくさまざまな病気の原因となります。
健康被害は喫煙者だけではなく、まわりの人にまで影響を及ぼすため大切な人を守るためにも
禁煙をしていただきたいです。
喫煙による健康被害 (喫煙者本人への被害)
喫煙によってなり得る病気
・がん
・脳卒中
・虚血性心疾患などの循環器疾患
・慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息などの呼吸器疾患
・糖尿病などの生活習慣病
・歯周病
妊娠中の喫煙による危険性
妊娠中の喫煙は、おなかの赤ちゃんにも影響を及ぼし、早産や低出生体重児などが起こるリスクが高くなります。
しかも、妊娠に気づきにくい初期は、胎児の内臓を作られる大事な時期ですので、妊娠前から禁煙したばこの煙を避けましょう。
歯周病にも注意
喫煙すると歯周病にかかりやすくなります。
歯周病はお口の中だけではなく、全身の健康にも影響しますので注意が必要です。
たばこの煙を吸うリスク (周りの人への被害)
喫煙者よりも周りの人の方が健康被害を受けている
喫煙者が吐き出す煙を「呼出煙」、たばこから立ち上る煙を「副流煙」とよび、これらにも有害物質が含まれています。
煙に含まれる発がん性物質などの有害成分は、喫煙者が直接吸い込む主流煙よりも副流煙に多く含まれるものがあり、
受動喫煙(二次喫煙)による健康への影響は深刻です。
また服や髪、家の中などからたばこの臭いを感じたときも、残留受動喫煙(三次喫煙)として周りの人に被害を与えています。
受動喫煙をしたこども達への健康被害
受動喫煙が小児期のアレルギー疾患に及ぼす影響は大きいとして、日本小児アレルギー学会からも危険性を指摘されています。
・喘息になる可能性がある
・喘息が重症化しやすくなる
・呼吸機能が低下する可能性がある
・咳や痰が増えやすくなる
・鼻炎になる可能性がある
・アレルギーが起こりやすくなる
たばこをやめられないのは「ニコチン依存症」
たばこをなかなかやめられないのは「ニコチン依存症」という病気のためです。
ニコチン依存症の人はニコチンが切れると、イライラやストレスを感じてしまいます。
ここで喫煙をすると、快感物質であるドーパミンが放出されるので、「たばこはリラックスできるもの」と錯覚してしまいます。
また、ニコチンはすぐに消えてしまうので、禁断症状がでてまた吸いたくなり、その繰り返しでニコチン依存症になってしまう
のです。
当院の禁煙外来
当院にも禁煙外来を設けています。
ニコチンは麻薬と同じくらい依存性が高いため、病院で医師や看護師と一緒に一人ひとりに合った治療方法で
禁煙を成功してみませんか。
江南厚生病院 禁煙外来ページ