関係機関の方へ
関係機関の皆様が、患者さんやご家族、地域住民の方のご支援をされる上で、医療機関側のどこを窓口に相談すればよいのか迷われることが多くあるかと思います。
以下に記載してある事項は、すべての関係機関の皆様にご理解いただき、医療機関の相談窓口をよりよく活用していただきたいと思っております。
なお、関係機関の中でも「地域包括支援センター・ケアマネジャー・相談支援専門員」「訪問看護ステーション」「医療機関」「協力医療機関契約をされている施設」の方々に対するご案内もありますので、該当される機関の方はそのページもご覧ください。
患者さんに関わる問い合わせ窓口
窓口 | 対応内容 | TEL・FAX |
---|---|---|
地域医療連携センター | 患者さんの診療・検査予約にかかわること |
TEL:0587-51-3344(直通) FAX:0587-51-3343(専用) |
患者相談支援センター | 患者さんの個別相談、地域関係機関からの問い合わせやご相談 |
TEL:0587-51-3310(直通) FAX:0587-51-3317(専用) |
病院の機能のご案内
救命救急センター
3次救急の医療機関です。平日の昼間は救急医・研修医が対応し、休日夜間は、研修医・管理当直の医師が対応します。専門医が常にいる一般外来とは異なることをご理解ください。あくまでも救命の必要性のある患者さんを診療する体制であるため、生命に危機のない患者さんは応急処置や対処療法を行い、翌平日に専門医の診療を受けることを求められます。処方も最低限の日数しか出しません。
緩和ケア病棟
20床あります。がん患者さんの療養先として「症状緩和」「レスパイト(家族慰労)」「看取り」などを目的とした患者さんの入院に対応しています。緩和ケアに関するご相談や、緩和ケア病棟に関するご相談は、「患者相談支援センター【がん相談担当】」までお問い合わせください。
患者さんの受診状況に関するお問い合わせ
支援されている患者さんの状態についてお問い合わせいただく場合は、原則ご本人またはご家族の同意を得ていただき、お問い合わせください。病院内の個人情報保護のルールに基づいて対応させていただきますことをご了承ください。
また、病院休診日・夜間等人員体制が少ない時間帯は対応しかねますので予めご了承ください。
入院病棟への患者訪室の際の留意点
当院では、病室に名前がありません。患者さんのことで業務上、病室に訪室される際は、 以下のことに留意してください。
- あらかじめ患者さんやご家族から同意を得て、病室も確認の上で訪室する場合、直接病室へお越しください。4人部屋の場所もご確認ください。
- スタッフステーションに病室などを確認される場合は、不審者との誤認を防ぐため、お仕事の名刺や身分証明書などをご提示ください。
- 病気療養中であることを十分理解して、患者さんの負担にならないようにご配慮ください。
- 他の入院患者さんにもご配慮いただき、お話しする場所などご配慮ください。
- 感染症等の影響により、面会等の禁止制限が行われている可能性があります。必ずご確認のうえご来院ください。
患者さんの医療・療養上のご意見など
江南厚生病院を利用される患者さんやご家族から、病院内での対応に対するご意見などをお聞きになられることがありましたら、患者さんのご意見を伺う窓口が院内にございますことをお伝えください。
【窓口:患者相談支援センター】
身寄りがない人で意思決定が困難な人への支援に関する地域医療機関ガイドライン
このガイドラインは、厚生労働省が2019年6月に作成した「身寄りのない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」に基づき、2021年8月に愛知県尾張北部地域の江南厚生病院が主催する病病連携会議の参加医療機関同士で共有する「地域医療機関ガイドライン」として作成しました。
医療機関において、身寄りのない人の入院、療養、退院後の療養先の確保などの支援を通して、様々な課題があることに直面します。医療機関の中だけで解決することが困難な課題が多いことも、身寄りのない人の支援の特徴となっています。
地域において、ひとり暮らし世帯が今後ますます増加することが見込まれる中、「身寄りがない人」に該当する人が、身元保証人不在であることを理由に地域の中で受け入れ先が困難になることがない地域を目指します。このため、この地域医療機関ガイドラインは、最終的には、地域の福祉施設とも共有することを目指し、医療機関間での整備にとどまらず、行政や福祉施設との共通ルールとしても整備していくことができる一歩とします。
地域医療機関ガイドライン作成の目的
身寄りがない人にかかわる「入退院」「入退所」「死亡時」「死後」の対応は、家族等不在のために生じる課題がたくさんあります。厚生労働省のガイドラインは、本人に「判断能力がある場合」と「判断能力が不十分・ない場合」の支援について記載されています。このガイドラインをふまえた構成で作成することで、本人の意思決定を中心とした医療倫理、法的課題を理解した医療機関内の対応ができることを目指します。
特に、「意思決定が困難な人」は、現場の対応に格差が生じることが多いため、想定される課題に対して、あらかじめのぞましい対応を決めておくことで、所属機関のリスクマネジメント対策につなげると同時に、身寄りがない人の権利を守ることにつながります。
地域医療機関ガイドラインは、地域包括ケアシステムの一つとして、身寄りがない状況でも、本人の最善を考えた支援や連携を行うために活用されるよう、医療機関で働く医療従事者で共有します。また、行政や支援機関にも共有する中で、必要事項の修正加筆などガイドラインの見直しを行っていきます。
関係機関の方々へ
地域包括支援センター・ケアマネジャー・相談支援専門員の方へ
主治医宛の文書の取り扱い(郵送・FAX)
FAX:0587-51-3317 患者相談支援センター(直通)
「入院時情報連携加算」の取り扱い(病棟持参・郵送・FAX)
患者相談支援センター宛にご送付ください。
FAX:0587-51-3317 患者相談支援センター(直通)
病棟担当の相談担当者より、連絡を取らせていただくことがありますのでご了承ください。
情報提供についてのお願い
入院される前の療養上の情報や退院支援後の患者さんの経過や情報などについては、必要時お願いすることがあります。この場合文書にてご提供いただけますようお願いいたします。
退院前カンファレンスの実施
当院では、退院時に新たな支援が必要な患者さん、退院前に在宅支援者との打ち合わせが必要と判断する場合、ケアマネジャー等よりご依頼があった場合などに、医療チームを交えた情報交換の場を設定しております。患者さんやご家族の同意を得て行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
介護保険・障害等の主治医意見書の作成について
- 患者さんやご家族が主治医に、直接依頼するようにご助言ください。
- 意見書の書類自体は、「医事課」で対応させていただいております。
- 新規の場合は、主治医に患者さんの生活情報が伝わるように、在宅支援機関の皆様から支援上の情報提供をお願いいたします。特に、障害者の場合は、疾患としての診療ではなく障害のことを医師が理解する必要があるため、事前に「患者相談支援センター」までご連絡をください。
サービス利用等の目的での診断書の作成について
当院に通院されている患者さんは、各診療科の受付に診断書用紙をご提示ください。すでに実施している検査データなどで記載できるかどうか、事務にて確認いたします。未実施の検査が必要な場合は、健康管理センターで予約をして検査を実施いたします。この場合保険診療が使えませんので実費となりますことをご了承ください。
訪問看護ステーションの方へ
患者さんのご相談
以前当院で担当した相談員がいる場合は、担当の相談員までご相談ください。
新規でご相談いただく場合は、「患者相談支援センター」までご相談ください。
主治医との連携について
「患者相談支援センター」にご相談ください。
治療材料
当院がご紹介したかかりつけ医の先生が主治医の場合で、医学的管理上必要な治療材料の入手にお困りの場合は、「患者相談支援センター」までご相談ください。
医療機関の方へ
患者さんの情報の提供
当院の患者さんの情報の照会などは、文書で以下の窓口までお願いいたします。
地域医療連携センター |
TEL:0587-51-3344 FAX:0587-51-3343 |
---|
こうせいネット(地域医療ネットワーク)での連携
当院では患者さんの同意があれば、当院の電子カルテの医療情報を、紹介先の医療機関の医師に閲覧していただける仕組みを導入しております。
こうせいネットの導入を希望される医療機関の方は、「地域医療連携センター」までご相談ください。
患者さんの治療材料
当院がご紹介した医療機関の先生が主治医の場合で、医学的管理上必要な治療材料の入手にお困りの場合は、「患者相談支援センター」までご相談ください。
協力医療機関契約されている施設の方へ
(入所中の方が入院された場合)
施設での情報提供のお願い
患者さんの入院医療を適切にケアするために、入院前の状況をよく把握されている施設より、以下の情報を病棟へすみやかにご提供ください。
- 診療されていた医療機関からの「診療情報提供書」「薬剤情報」
- 施設での生活情報やご家族の情報
- 入院前に話し合われていた「リビングウイル」「事前指示書」など
- その他、入院生活上、情報提供しておいた方がよい内容など
退院後の受け入れのお尋ね
当院での治療が終了しましたら、ご家族もしくは病棟より受け入れの可否についてお尋ねすることがあります。現在の状況をふまえて、施設での療養の継続について教えてください。
施設での受け入れが困難な場合は
当院内の患者相談支援センターの相談担当者が、患者さんとご家族と面談をし、現在の状態にあったケア内容の提供できる環境を検討していきます。
患者さんとご家族に、受け入れが困難な理由を十分ご説明ください。
患者さんのことでのご相談は
患者相談支援センターまでご連絡ください。個別の支援をさせていただきます。