保険薬局の方へ
お知らせ
後発医薬品供給不足に伴う疑義照会の臨時的な取り扱いについてのお願い(2021年8月更新)
後発医薬品及び一般名処方の変更調剤に係るFAX報告の取り扱いについて(2023年9月更新)
地域の保険薬局と情報を共有して、安全で最適な医療を提供することを目的に、以下の取り組みを行っております。該当する項目を選択していただき、所定の様式にて報告をお願いいたします。
- トレーシングレポート<服薬情報提供書>(吸入指導、がん化学療法を除く)
- 外来がん化学療法の連携について(外来がん化学療法で使用する主なレジメン一覧とがん化学療法用トレーシングレポート)
<副作用が軽微な症状で自宅での経過観察可と考えられる場合>
「トレーシングレポート」または「がん化学療法用トレーシングレポート」で報告をお願いします。
<患者さんに処方医への受診を勧める場合>
「副作用が疑われる場合の対応について」を選択していただき、「医薬品安全性情報報告書」で報告をお願いします。
トレーシングレポート<服薬情報提供書>
※吸入指導、がん化学療法を除く
外来患者さんに、より有効かつ安全な薬物治療を提供するため、即時性は低いものの処方医師へ情報提供した方が望ましい内容の情報提供や処方変更のご提案に、トレーシングレポート※1(服薬情報提供書)をご活用ください。
※1 吸入指導の報告は、「吸入指導について(別リンク)」のページ内にある「江南厚生病院吸入指導報告書」で報告を お願い致します。外来がん化学療法を受けている患者さんの報告は、「外来がん化学療法の連携について(別リンク)」のページ内にある「がん化学療法用トレーシングレポート」をご活用ください。
トレーシングレポートは以下のリンクの様式を使用し、当院薬剤部(FAX:0587-51-3337)にFAXを送信してください。
>トレーシングレポート(服薬情報提供書)(Word)
トレーシングレポート活用の注意点
- 処方変更を提案する際は、問題点を明確にし、提案内容と提案に至った経緯を具体的に記載してください。
- 残薬に関する報告は、残薬の数と生じた理由について記載をお願いします。
- 経過を確認した上で症状(副作用等)がなかった、という報告は原則としてお受けしておりません。
原則として報告をお受けしないとしている内容(副作用がなかった等)であっても、薬剤や副作用の性質(自覚症状の無い副作用等)、患者背景、相互作用等から総合的に判断して、情報提供すべき内容であると考えられた場合は、情報提供に至った理由について記載して提出をお願いします。
トレーシングレポートの運用
薬剤師がトレーシングレポートの内容を確認→医師へ報告※2→薬剤師が返信欄を記載して保険薬局へFAX
※2 内容により報告を控えさせていただく場合があります。
外来がん化学療法の連携について
外来化学療法センターでは、外来患者さんを対象に抗がん薬(注射薬)の治療を行っています。薬剤師は、外来化学療法センターで治療を受ける全患者様を対象とし、治療スケジュール・副作用・支持療法等の説明を行っています。また、2021年1月より、お薬手帳へのレジメン情報等の治療内容について順次記載を行っていきますので、よろしくお願いいたします。
保険薬局にて患者さんに指導を行う際には、お薬手帳や以下のレジメン情報等をご活用ください。
病院と地域の保険薬局が連携し、患者さんに安全で安心な治療を受けていただけるよう、これからも取り組んでまいりますので、何卒、ご理解ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
外来がん化学療法で使用する主なレジメン一覧
がん化学療法を受ける患者さんが適正かつ安全に治療を受けることができるように、当院で使用しているレジメンを公開しております。公開資料は主に保険薬局等の医療従事者が利用する目的で公開しており、一般の方への情報提供を目的としたものではありません。また、本来の目的以外でのご使用はご遠慮ください。利用される医療従事者の方々は、患者さんの状態などにより、投与量、投与スケジュールが変更される場合があることをご留意ください。
問い合わせ
- レジメン等に関するお問い合わせは当院薬剤部 がん指導担当薬剤師までお願いします。
がん指導担当薬剤師 0587-51-3333(内線5290) - 患者さん個人に関する内容のお問い合わせは各診療科へご連絡ください。
- 服薬状況、副作用などに関する情報のフィードバックは、以下のファイル(トレーシングレポート)に必要事項を 記入し、当院薬剤部(Fax:0587-51-3337)にFaxを送信してください。
トレーシングレポート
緊急性が低く、疑義照会には至らないが、有害事象等の医師に報告すべき情報を入手した場合にご活用ください。
- 患者の薬物療法の有効性・安全性・薬学的管理上の問題につき施設間で情報共有を確実にすることが必要と判断する情報
- 疑義照会や日数調整の依頼、処方意図を確認する手段として利用することは避けてください。
吸入薬・ピークフロー指導について
吸入薬やピークフローの指導が必要な患者さんに対して、当院より「江南厚生病院吸入指導依頼書」(以下:指導依頼書)および「江南厚生病院吸入指導報告書」(以下:指導報告書)をお渡しし、処方箋と共に保険薬局に提出して頂きます※。
保険薬局にて「指導依頼書」に基づいて吸入薬・ピークフロー指導を行って頂き、「指導報告書」に吸入手技などの評価を記載のうえ、江南厚生病院地域医療連携センター(FAX番号:0587-51-3343)へFAX送信をお願いします。
ピークフロー・喘息日誌の指導が必要な患者さんに対しては、江南厚生病院よりピークフローメーター(ミニライト®)及び喘息日誌を「指導依頼書」等と共にお渡ししています。
吸入薬・ピークフロー指導の実施方法
- 「指導依頼書」の内容をご確認ください。
- 使用するデバイスに応じた「吸入薬チェックシート」を下記よりダウンロードしてください。
- 発作治療薬が処方されている場合は、患者説明用パンフレット「喘息発作治療薬を使用される方へ~喘息発作治療薬の使い方と受診の目安について~」を下記よりダウンロードし、患者さんへお渡し下さい。
- ピークフロー指導が依頼されている場合は、「ピークフローメーター(ミニライト®)のチェックシート」を下記よりダウンロードして下さい。
- 「指導依頼書」に基づき、2.~4.にてダウンロードした資料を活用して吸入薬・ピークフロー指導を行って下さい。
- チェックシートの確認事項を基に「指導報告書」に評価を記載して下さい。
- 「指導依頼書」と「指導報告書」を江南厚生病院地域医療連携センター(FAX番号:0587-51-3343)へFAX送信をお願いします。
- 吸入指導依頼書による依頼がなく、吸入指導を行い、アドヒアランスや手技に問題があった場合は、下記の指導報告書(PDF)へ内容を記載頂き、江南厚生病院地域医療連携センター(FAX番号:0587-51-3343)へFAX送信して下さい。(必ず診療番号、患者氏名、生年月日、性別の記載をお願い致します)
ご不明点は江南厚生病院薬剤部までお問い合わせください。
(病院代表電話番号:0587-51-3333)
副作用が疑われる場合の対応について
医療用医薬品との関連が疑われる副作用について、保険薬局と江南厚生病院が連携して情報の共有を図り、必要に応じて副作用等報告制度に基づいた報告を適切に行っております。
また、副作用疑い事象について主治医への速やかな情報伝達を行い、個々の患者に対する副作用対策の実施や、重篤な副作用の早期発見を図り、医薬品の適正使用を推進しております。
保険薬局にて副作用が疑われる事象を発見した場合、保険薬局は下記(1)(2)のどちらの症状に該当するか判断していただき、(2)の場合は、「医薬品安全性情報報告書」を当院医薬情報室(以下、DI室)に提出をお願い申し上げます。
(1)副作用が軽微な症状で、自宅での経過観察可と考えられる場合
→患者に必要な情報提供等を行い、「トレーシングレポート」または「がん化学療法用トレーシングレポート」で報告をおねがいします。
(2)患者に「処方医への受診」を勧める場合
→ 例えば、以下に該当すると思われる症状や訴えなど
- 未知の副作用が疑われる場合(CTCAEのGrade1~2の軽微な副作用であっても報告対象となる)
- 既知の副作用であって中等度以上(CTCAEのGrade3以上を想定)と思われる副作用が疑われる場合
- 処方医への連絡が必要と思われる、副作用の症状や訴えがある場合(緊急を要する場合は主治医へ早急に電話等で連絡してください。その後、DI室に「医薬品安全性情報報告書」を提出して下さい。)
上記以外にも、報告が必要と思われるものは、DI室に相談していただけると幸いです。
※どの様式で報告するか判断に迷う場合は、「トレーシングレポート」または「がん化学療法用トレーシングレポート」で報告してください。「医薬品安全性情報報告書」での報告が必要かはこちらで判断いたします。
1. 保険薬局は、患者さんに処方医への受診勧奨や必要な情報提供、緊急性の高い場合等、必要に応じて処方医への情報
提供などを行ってください。
2.保険薬局は、「医薬品安全性情報報告書」をDI室に提出してください。DI室への提出は、原則メールにて行い、添付
する「医薬品安全性情報報告書」は個人情報を保護する観点からパスワード設定をお願いします。なお、パスワード
は別のメールにて送信してください。(Excelファイルそのものを保護する場合は、[ファイル]→[情報]→[ブックの保
護]→[パスワードを使用して暗号化] の順に選択し、[パスワード] ボックスにパスワードを入力し、[OK] を選択しま
す。その後、[パスワードの再入力] ボックスのパスワードを確認し、[OK] を選択すれば保護ができます。)
3.DI室は、保険薬局から報告された事象の状況調査を行い、必要に応じて処方医への報告や確認などを行います。
4.DI室は、報告事象が副作用報告対象症例であると判断した場合、副作用報告に向けた手続きを主治医と共に進めま
す。
5.保険薬局とDI室は、連携して情報共有を図ります。
医薬品安全性情報報告書(Word)
厚労省のホームページからもファイルをダウンロード可能です。
安全対策業務→医療従事者からの報告(副作用・副反応・感染症・不具合報告・疾病等報告)→報告方法及び報告用紙→医薬品報告用紙(Wordファイル)
https://www.pmda.go.jp/safety/reports/hcp/pmd-act/0002.html
在宅患者訪問薬剤管理指導について
患者さん又は患者さんのご家族が、在宅患者訪問薬剤管理指導を希望された場合、本サービスの内容及び費用について説明し、同意を得たうえで依頼方法に従って当院までご連絡をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
在宅患者訪問薬剤管理指導の依頼方法
- 「在宅患者訪問薬剤管理指導実施伺い書」と「在宅患者訪問薬剤管理指導/居宅療養管理指導依頼書・情報提供書」をダウンロードしてください。
- 「在宅患者訪問薬剤管理指導実施伺い書」に必要事項を記載し、白紙の「在宅患者訪問薬剤管理指導/居宅療養管理指導依頼書・情報提供書」と返信用封筒(切手貼付・送付先明記)を添えて、地域医療連携センターへ郵送してください。
- 急ぎの時は地域医療連携センターへFAX送信も可能ですが、あとで郵送してください。
- 直接、地域医療連携センターへ提出していただいても差し支えありません。
- 医師が対象患者を確認の後、「在宅患者訪問薬剤管理指導/居宅療養管理指導依頼書・情報提供書」を作成します。
- 書類が出来上がりましたら、依頼先の保険薬局へ返送いたします。
- 指導を実施後、「訪問薬剤管理指導・報告書」と「薬学的管理指導計画書」(各薬局で使用 している書式でも可)を作成し、地域医療連携センターへ郵送 してください。